がん予防情報☆

さまざまながん予防を紹介☆

自然素材にこだわろう☆

引用元☆

抗酸化作用を目的とした健康食品は自然素材に近いものがいい

 

【精製した抗酸化物質より野菜ジュースの方がガン予防効果が優れている】

西洋医学の考え方では、精製した単一物質の利用がより有効であり科学的とされるきらいがありますが、抗酸化剤によるガンの予防に関してはこの考え方は当てはまらないようです。

秋田大学医療技術短期大学の成澤富雄教授は、ラットに発ガン物質を投与して大腸ガンを作る実験で、リコピントマトジュースのガン予防効果を比較しています。リコピンはトマトに含まれるカロテンで強い抗酸化作用とガン予防効果をもっています。リコピンの量が同じになる条件でトマトジュースを投与すると、リコピン単独の場合より、より強くガンの発生を予防しました。トマトジュースの中にはリコピン以外に、ビタミンCやビタミンE、βカロテンや様々なポリフェノール類など多くの抗酸化物質が含まれるため、リコピンの濃度だけを同じにすればトマトジュースの方が抗酸化作用は強くなるため、ガン予防効果も強くでることは当然かもしれません。

植物が自分を守るために蓄積している抗酸化物質は、より効率的にフリーラジカルを消去できるような組み合わせが自然に出来上がっている可能性があり、植物を食物としてきた人間には、植物の抗酸化物質を利用するように進化してきたはずです。天然の組成を崩して単一の成分だけを利用することは、生体内での抗酸化作用を弱めるだけでなく、βカロテンの例のように有害作用となって現れる可能性もあります。

抗酸化物質を多く含む植物成分を原料にした健康食品を利用する場合には、できるだけ自然の素材を活かしたものが良いといえます。