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ニンニクと愉快な仲間たち②

続き(≧▽≦)

 

【Allium(アリウム)属の野菜は昔から薬用に使用されている】

Alliumというのはガーリック(Garlic)の古いラテン名で、語源は「匂い」という意味の alereまたはhaliumだそうです。Allium属というのはユリ科ネギ属の植物の総称で、観賞用や食用など多くの種類があります。食用としては、ニンニク、ニラ、ラッキョウ、ネギ、タマネギ、アサツキなどの野菜があります。ハーブの「チャイブ」も、この仲間です。

ニンニクやネギなどのアリウム属の野菜はスタミナ食品として人気があり、昔から薬用としても使用されています。中国では、ニンニクは大蒜(たいさん)、ニラは韮菜(きゅうさい)、ラッキョウ薤白(がいはく)、ネギは葱白(ソウハク)というそれぞれの生薬名で、漢方薬に使用されています。これらは、体を温め血行を促進し、殺菌作用や滋養強壮作用などがあります。

これらのアリウム属の生薬や野菜の効能は、これらに含まれる臭いの成分が関わっています。ニンニクの細胞内にはアリインという無臭の成分が含まれています。ニンニクを切ったり、すりおろしたりすると同じくニンニクに含まれているアリナーゼという酵素の作用によってアリインが強いニオイを発するアリシンという成分に変化します。