卵巣がんの症状
病気のことを知ろうシリーズ☆
「卵巣がんの症状」
卵巣がんは症状がほとんどなく、発見が遅れることが多いがんです。卵巣がんは自覚症状に乏しいため、2/3以上は転移した状態で発見されます。
腫瘍がある程度大きくなってくると、腹部にしこりや圧迫感を感じたり、膀胱が圧迫されて尿が近くなる、便通異常などの症状がでることもあります。
特に卵巣がんにみられやすい症状として、ワシントン大学の研究グループが、以下の4つを発表しています。
・腹部膨満感がある、もしくはウエストのサイズが大きくなった
・下腹部に痛みがある
・食欲が低下した、もしくはすぐに満腹感を覚える
・頻尿や排尿困難がみられる
実際に卵巣がんになった女性の多くに、上記のような症状がみられたと報告されています。
これらはいずれも、健康な女性であっても起こり得るものですが、4つのうちいずれかが「1月後に12回以上ある場合」は、卵巣がんを疑ったほうが良いといわれています。
また、悪性のしこりは硬いことが多いため、以前と比べて下腹部に硬さを感じるようになった場合も、念のため婦人科を受診すると安心です。
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少しでも下腹部に異変を感じたり、痛みを感じたら、
受診してみるのがよいですね。