大腸がんを予防・早期発見するためには 2
病気のことを知ろうシリーズ☆
「大腸がんを予防・早期発見するためには 2」
■大腸がんを早期発見するためのポイント
大腸がんは、がん全体の中では死亡率はそれほど高くなく、早期に発見できれば完治できる可能性は十分にあります。
そのためにも、40歳を過ぎたら年に1度は便潜血検査を受けることが大切です。大腸がんにかかると、高確率で腸管からの出血がみられるため、便潜血検査で大腸がんの患者さんをふるい分けすることができます。
特に、大腸にポリープがある場合は、慎重に経過観察をするためにも、定期的に大腸内視鏡検査を受けると安心です。大腸のポリープは良性であっても、一部は悪性化することがあるため、しっかり観察を続ける必要があります。
また、大腸に数多くのポリープができる「家族性大腸腺腫症(家族性大腸ポリポーシス)」や、さまざまながんにかかりやすい「リンチ症候群」など、遺伝的に大腸がんのリスクが高い人は、特に慎重な観察が必要です。
親族にこれらの病気にかかった人がいる場合は、なるべく若いころから大腸の検査を受けることをおすすめします。
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大腸がんも遺伝の可能性があるのですね。
特に40代からは、毎年、検査を受けるのが良いでしょう。