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ウコンとがん?!⑤

ウコン効果(≧▽≦)

 

【クルクミンは放射線治療の副作用を弱め抗腫瘍効果を高める】

放射線治療はがん細胞を殺すために行うのですが、放射線照射は活性酸素を発生させるので正常組織のDNAも傷つけて別のがんが発生したり、残っているがん細胞を悪化させたりする可能性もあります。放射線自体に発がん性があることはよく知られています。マウスやラットに放射線を当てて皮膚がんや乳がんを作る実験モデルにおいて、クルクミンが放射線による発がんを予防することが多く報告されています。

また、放射線照射による酸化ストレスによって、前述のようにNF-kBの活性化が起こると、ガン細胞はアポトーシスを起こしにくくなって放射線治療に抵抗するようになります。つまり、がん細胞に放射線を照射していると、次第に放射線が効きにくくなるのです。放射線の殺細胞効果に対してがん細胞が抵抗性を獲得することをクルクミンが予防する実験結果も報告されています。クルクミンはがん細胞に直接アポトーシスを引き起こす作用も報告されていますので、放射線治療中にクルクミンを摂取することは、抗腫瘍効果を高めることになります。

クルクミンが放射線の発がんを予防し、放射線の抗がん活性を高める効果が実験で報告されていますので、乳がんなどで放射線治療を行うときにクルクミンを併用すると、治療効果を高めると同時に、再発を予防する効果も期待できそうです。