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柑橘類とがん予防⑤

ピックアップ☆温州みかん(∩´∀`)∩

 

日本人に最もなじみの深い温州みかんに多く含まれているβ-クリプトキサンチンに、強い発ガン抑制効果があることが、農水省果樹試験場京都府立医科大学などのグループの研究で明らかになっています。

β-クリプトキサンチンは柑橘類のオレンジ色のもとになる色素(カロテノイド)の一種であり、柑橘類の中では温州みかんに圧倒的に多く含まれています。このβ-クリプトキサンチンはニンジンに含まれるカロテノイドのβ-カロテンの数倍の強さのガン予防効果を持っている事が、動物発ガンの実験で示されています。β-クリプトキサンチンは温州ミカンの果肉に特に多く含まれていて、果実1個に1~2mg含まれています。温州みかんを1日一個食べればガン予防に有効な量のβ-クリプトキサンチンを摂取できるそうです。

以上のことから、温州みかんなどの柑橘類を、果肉と果皮を一緒に食べる工夫をすれば、異なるメカニズムを持つガン予防物質を同時に摂取することができることになります。