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免疫力4

ガン予防に大事な免疫力アップのために大事なボス細胞とは?!

 

近年のバイオテクノロジーの躍進と開発により、免疫力を高めるためのポイントは、たったひとつの「ある細胞」にあることがわかりました。この細胞が免疫機能をつかさどっており、この細胞を活性化させるだけで、じつは免疫力を大きく高めることができるのです。

私たちの健康の要ともいえる細胞の名前は、「ボス細胞」です。正式には「樹状細胞」と呼ばれる細胞ですが、免疫機能をあやつる「司令官(ボス)」のような細胞であることから、「ボス細胞」と呼んでいます。

この樹状細胞は、枝のような突起(樹状突起)を持つ免疫細胞のひとつで、風邪のウイルスやがん細胞など攻撃すべき相手が現れたとき、樹状突起を伸ばして、いちばん効率よく闘い、そのほかの免疫細胞にさまざまな指示を出しています。

樹状細胞は数ある免疫細胞のなかでも、特にほかの免疫細胞に外敵を教える能力(=抗原提示能力)が優れているという特徴を持っているため、獲得免疫が効率よく働くかどうかは樹状細胞が機能しているかどうかにかかっています。

この樹状細胞の働きがあるからこそ、先制攻撃を担う自然免疫と、より強力な敵を倒す獲得免疫が相互作用し、最大限の効力を発揮できるのです。まさに、この「樹状細胞」が免疫システムの司令塔の役割を果たす「ボス細胞」だといえるのです。