がんの早期発見よりもがん予防
最近、人間ドックや健康診断などでがんの早期発見ができるように検診を受けている方も多いかもしれないですが、長生きするためには「がんにならない」のがベストです。
これを専門用語で「一次予防」と言うそうです。
がん検診は、これに次ぐ「二次予防」にあたります。
つまり、「がんになってしまったけれど、早く治療することで死亡するのを防ごう」というのが、がん検診の目的なのです。
しかし、がん検診は思ったほどの効果がないという考えもあるようです。だからこそ、「がんを早く発見する」ことに一生懸命になるよりも、同じ予防をするなら「がんにならない」ことに力を入れたほうが長生きの秘訣かもしれませんね。
からだを動かす
運動することで、がん予防の効果を発揮することができるそうです。
国立がん研究センターの調査によると、1日の身体活動量が多い人ほど、がん全体の発症リスクが低いことがわかっています。
身体活動には、運動のほかに、仕事や家事などによる活動も含まれます。つまり、毎日よく体を動かすことが、がん予防につながるのです。
とくに予防効果が高いのは、男性では大腸(結腸)がん、肝がん、膵がん、女性では胃がんです。
また同センターによる別の調査では、女性の場合(40~69歳が対象)、余暇運動(仕事時間以外のスポーツや運動)への参加回数が多い人ほど、乳がんの発症リスクが低いことも報告されています。
運動については、がん予防に必要な運動量の明確な基準はまだありませんが、「1日に1時間程度のウオーキングか、同等レベルの運動」が提唱されています。
ただし、過度の運動や嫌いな運動を無理にすると、逆効果になることも指摘されているので注意しましょう。
まとまった運動ができなくても、毎日の身体活動量をアップさせることががん予防になるので、社内や駅の階段を積極的に利用する、少し遠いストアやコンビニまで歩いて買い物に行く、掃除などの家事をこまめにするなどの方法で、できるだけ体を動かすことが大切です。
日頃の生活で少しずつチャレンジすることががん予防の一歩に繋がるかもしれません。
引用:https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/115.html
キャベツでがん予防
食生活を改善するとがん予防にとても効果があるようです♪
がん予防に効果のあると考えられている食材も多くあり、今回はキャベツに絞ってご紹介させて頂きます。
キャベツは抗酸化作用が強く、ビタミンが豊富です。
がん抑制作用効果がみられるβカロテン、食物繊維を含みます。
この食物繊維が体内の発がん性物質を吸収し、体外に排出する働きがあります。
キャベツに含まれるイソチオシアネートは幅広いガンに対して何らかの良い作用をもたらすと言われています。
ただし、イソチオシアネートは加熱すると半減してしまうので、生のまま食べることをオススメします。
ただ、生のまま食べる時の注意点として、塩キャベツや味噌に付けて食べると塩分の摂りすぎになってしまうので、薄味を意識することも大切です。
引用:http://macrobiotic-daisuki.jp/ganyobou-tabemono-rankingu-20525.html癌と酸素
癌細胞が苦手なものの1つに酸素があるそうです。
酸素に注目する理由の1つは、活性酸素を生み出すことでがんの増殖を抑えることができることです。
もう1つが、私たちの生体機能をしっかりと働くためのエネルギー産生の場となっている、ミトコンドリアに注目する必要があるのです。
(本文より)
酸素を体内に取り入れることで、癌の増殖を抑え、ミトコンドリアの活動を活発にする。
運動が大事と言われるのにも、このあたりに理由がありそうです。
大人になるとどうしても運動量は減りがちで、体内に取り入れる酸素の量も減りがちです。
適度な運動を心がけたいですね。
http://macrobiotic-daisuki.jp/gan-sansohusoku-genin-25791.html
【参照元】
最新の日本の癌統計
今日は、2016年の癌の統計を振り返ってみたいと思います。
実は過去と比べると色々と変わってきているようです。
※引用元;https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html
2016年にがんで死亡した人は372,986人(男性219,785人、女性153,201人)
◆2016年の死亡数が多い部位は順に
男性:肺、胃、大腸、肝臓、膵臓
女性:大腸、肺、膵臓、胃、乳房
男女計:肺、大腸、胃、膵臓、肝臓、大腸
◆2013年の罹患数(全国推計値)が多い部位は順に
男性:胃、肺、大腸、前立腺、肝臓
女性:乳房、大腸、胃、肺、子宮
男女計:胃、大腸、肺、乳房、前立腺
◆どの部位のがん死亡が多いか~年齢による変化
男性では、40歳以上で消化器系のがん(胃、大腸、肝臓)の死亡が多くを占めるが、70歳代以上ではその割合はやや減少し、肺がんと前立腺がんの割合が増加する。
女性では、40歳代では乳がん、子宮がん、卵巣がんの死亡が多くを占めるが、高齢になるほどその割合は減少し、消化器系(胃、大腸、肝臓)と肺がんの割合が増加する。
年を重ねると癌の死亡による部位が大きく変わっているのが分かります。
特に40代の死亡率で多い「消化器官系」は、もしかしたら生活習慣やアルコールなどが大きく関係しているかもしれませんね。
お酒も煙草も楽しみつつ、適量にできたら良いかもしれませんね。