映画でがん予防2
映画「ぼくたちの家族」って知っていますか?
この映画は、作家早見和真さんの小説「ぼくたちの家族(幻冬舎文庫)」が映画化されたもので、早見さんご自身の体験に基づいています。
「がん告知」と「余命宣告」。あなたの家族、大事な人に突然起こる非日常。皆さんならどうされるでしょうか?そして、家族はどうなるでしょうか?
今、日本人の2人に1人、毎年100万人近い人ががんと診断されています。
ご自身だけでなく、家族、知人・友人を含めると、がんという病気に無縁でいることの方が少ないかもしれません。
そんなあたりまえになった病気であるものの、未だ誤解や偏見、そしてがん患者本人、家族ががんと向き合うことの難しさがあることも事実です。
この映画では、病気や治療について知ること、患者・家族がどのような精神状態におかれるか、仕事や経済にどのような影響を与えるかなど、これまでの映画にはあまりなかった、そして実際的なテーマや問題点が描かれています。
実際、この映画は、医療者が、がんと診断された患者・家族が、病院の外でどのような問題に直面し、どうがんと向き合っているかを学ぶことができる映画として、病院での上映会、医学部生への授業、学会のセミナーなどでも利用されているようです。