子宮がんの診断
病気のことを知ろうシリーズ☆
「子宮がんの診断」
子宮も子宮頸部も外とつながっていますので、膣から器具を挿入しブラシで細胞をこすりとり、がん細胞でないか調べるパパニコロウ検査が行われます。
上記検査で異常が見つかった場合は、コルポスコープ(腟拡大鏡)と呼ばれる器具を腟内に挿入し、より詳しく粘膜の表面を観察するコルポ診が行われます。
一方、子宮体がんでも同じく、細胞診や組織診が行なわれます。
ただし、子宮体部は子宮頸部と違って奥のほうに位置しますので、組織を取る検査の際、子宮頸部よりも痛みを感じる女性が多いといわれます。
また、細胞診で異常があった場合の組織診も、子宮の内膜を一部(場合によっては全部)剥がす必要があるため、患者さんが痛みを感じないよう、麻酔をかけて行なうことが一般的です。
いずれにしても子宮がんは、経腟的にアプローチしやすい部位にできますので、体の奥深くにある臓器に比べると、細胞診や組織診が行ないやすい点がメリットです。
定期的に細胞診の検査を受けていれば、高確率で子宮がんを早期発見することができます。
子宮頸がんは20歳以上の女性、子宮体がんは閉経後の女性がかかりやすいため、自分の年齢に合った検査をぜひ受けるようにしましょう。
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聞きなれない検査の名前ですね。
どの年代にもかかる可能性がありますので、
定期的に検査を受けるのが良いでしょう。