がん予防情報☆

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大腸がん

【大腸がんの確実な危険因子】

親やきょうだいなど直系の家族に大腸がんの人がいる
確立した要因としては、家族性大腸腺腫症(*3)、遺伝性非ポリポーシス性大腸がん(*4)と呼ばれる大腸がん。
肥満(特に男性の結腸がんリスクが高まる)
喫煙の習慣
大量飲酒の習慣
牛、豚、羊などの赤肉、ベーコン、ハム、ソーセージ、サラミなどの加工肉の過剰摂取
運動不足(特に男性の結腸がんリスクが高まる)

 

これまで、大腸がんの予防法として“確実”とされていた野菜や、“可能性あり”とされていた果物の摂取については、最近発表された複数の大規模コホート研 究や国際的な評価レポートでは、予防的な関連が認められなかったり、可能性を示唆するという結果に変更され、“確実”な予防法とは言い難い状況です。

 

そんな中、確実な予防法と言える「運動」を実践することは、大腸がん(結腸がん)予防の有効な手段と言えるでしょう。特に、デスクワークなどで運動不足になりがちな人は、努めて体を動かすことが大切です。

ハードな運動を目指しても長続きしません。日常生活の中で積極的に体を動かす習慣をつけ、週1回程度の定期的なスポーツを行うことが目標です。具体 的な例としては、毎日、1日の合計で60分以上(8000~10000歩)歩き、週に1回は60分程度の早歩き、または水中運動、または軽い体操などの運 動を加えることをおすすめします。

大腸がんは早期発見・早期治療できれば、治癒率が高いことが知られています。二次予防として40歳を過ぎたら、便潜血検査を中心とした大腸がん検診を定期的に(年1回)受けることもお忘れなく。