大腸がんの治療
病気のことを知ろうシリーズ☆
「大腸がんの治療」
大腸がんの治療は手術によりがん組織を切り取ることが基本です。大腸がんは抗がん剤や放射線が効きにくいという性質があるからです。
ですので基本的には手術を行い、補助的に抗がん剤や放射線を用いる方法がとられます。
手術では、がん組織と転移を防ぐため周囲のリンパ節も同時に切り取る開腹手術が主流です。
リンパ節への転移がない早期の場合であれば、開腹はせずに内視鏡によってがん細胞を焼き切る方法がとられることもあります。
がんが直腸にある直腸がんの場合は、肛門を残して直腸だけを切除する方法と、肛門と直腸を切除し人工肛門(ストーマ)を造設する方法があります。
しかしストーマにすると、患者のQOL(=生活の質)が下がるため、現在の直腸がんの手術ではできるだけ肛門と排便機能に関係する肛門括約筋をできるだけ温存した肛門括約筋温存術が行われています。
この治療法により、約70%が肛門を温存されています。
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やはりどんな治療でも、QOLが考えれているものが多いですね。
選択肢ができるよう、早期発見したいものです。