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大腸がんにはこんな食事が◎

大腸がんにはこんな食事が◎

 

http://www.mcp-saitama.or.jp/column/health_body/201110.php

 

もともと欧米人に多くみられた大腸がんが、戦後、日本人にも増えはじめました。その原因と考えられているのは、食事の変化です。肉類中心で、バターや油を使う高脂質食が増えたこと、逆に、米や、食物繊維が多いいもや豆類、野菜類の摂取量が減ったことなどです。この食事の変化は、大腸がんの誘因であるだけでなく、女性に多い便秘の原因にも共通しています。食生活を見直して改善することは、大腸がんの予防にも、便秘の解消にも有効といえそうです。

排便には人それぞれのリズムがあります。日本内科学会の定義では、「3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態」が便秘です。毎日ではなくても規則正しく排便があり、がんばらなくてもすっと出て、気持ちがいい、ということであれば、心配ありません。

便秘は放置しておくと、自律神経がうまく働かなくなって気分が悪くなったり、痔や肌荒れの原因になります。ひどくなると腸閉塞を起こすこともあります。高血圧や糖尿病の患者にとっては、排便時にいきむことは危険です。便秘がちであれば、大腸がんのサインの便秘にもなかなか気づかないかもしれません。

なお、便秘には、がん以外の大腸の病気や、甲状腺ホルモンの低下など内分泌系の病気、子宮内膜症子宮筋腫などが原因となっていることもあるので、長く続く場合には受診をしましょう。

こんな食事で一石二鳥

大腸がんの予防にも便秘の解消にもよい食事は、炭水化物と野菜類を中心に、たんぱく質を加えた伝統的な日本の食事と考えればよいでしょう。国立がん研究センターがん対策情報センターでは、食品や栄養素をバランスよく取ることを前提としたうえで、野菜や果物、食物繊維、大豆、魚などはがんのリスクを下げ、ソーセージ、ハムなどの加工肉や動物性脂肪はがんのリスクを高める可能性があるとしています。

肥満もがんのリスクのひとつです。適正体重を維持するためにも、食事に気をつけ、適度な運動習慣を心がけましょう。禁煙はもちろん、大腸がん検診も忘れずに。