がん予防情報☆

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柑橘類とがん予防②

続き(≧▽≦)

 

ガン予防の作用メカニズムはそれぞれの成分によって異なっています。果皮に多く含まれているリモネンはガン細胞の増殖を抑制しアポトーシスという細胞死を誘導することが、カロテノイド類やフラボノイド類やオーラプテンには抗酸化作用や抗炎症作用などが報告されています。水様性食物繊維のペクチン類や低分子のオリゴ糖には、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌を増やして、腸内環境を改善し免疫機能を高めて抗腫瘍効果を示すことも報告されています。

異なる作用メカニズムを持つガン予防物質を組み合わせて用いると、相乗効果によってガン予防効果が高まります。柑橘類には実に様々な活性成分が含まれていますが、これほどまでにガン予防成分が多様な食品素材も稀です。柑橘類は古くから薬用利用が盛んな植物素材の一種であり、陳皮(温州みかんの乾燥果皮)や枳実・枳穀(ダイダイやナツミカンの果実を乾燥したもの)など生薬の原料としても頻用されていることも、柑橘類が多彩な薬効をもっていることを示しています。