がん予防情報☆

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お通じとがん予防②

続き(≧▽≦)

 

便通を良くすることはがんの治療においても大切です。がん細胞からは食欲を低下させたり、痩せさせる毒素も生成されています。これらを処理するのも肝臓です。したがって、便秘を改善することは肝臓の機能を高めて抵抗力や治癒力を高めることにつながるのです。

漢方薬の下剤には、排便を促すだけでなく、血液循環や気の巡りを良くする生薬も含まれています。便から老廃物の排泄を促進すると同時に、気血の巡りを良くし、血液の浄化を促進することは、治癒力を高める上で有効です。

 

腸内には約100種類の100兆個にも及ぶ細菌が棲み着いています。これらの腸内細菌は、腸管内の物質代謝を通して生体にいろいろな影響を与え、人の発がんリスクを変える上でも重要な因子となっていますが、その種類の違いによって生体への影響は異なります。

ウェルシュ菌クロストリジウム菌などのいわゆる悪玉菌といわれている腐敗菌は、腸内の蛋白質アミノ酸を腐敗させてアンモニアやフェノールやインドールなどの有害物質や発がん物質を産生します。一方ビフィズス菌などの乳酸菌は、悪玉菌の増殖を抑制して腸内の腐敗を抑制し、便秘の防止や免疫賦活作用なども有しているため、大腸がんのみならず種々のがんの予防に有効であることが知られています。